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第3章 次代を担う子どもと家族

父親の育児参加

前述のとおり、育児休業を取得する男性はわずかであるが、次に、男性が家庭で育児に参加することについて、意識と現状をみてみよう。

時事通信社「父親の育児参加に関する世論調査」(2001年)によれば、父親の育児参加については、3割以上の男女が「母親と育児を分担して積極的に参加すべき」と答え、「時間の許す範囲で育児に参加すればよい」という人も含めると8割以上の男女が父親の育児参加に肯定的である(第3−15図)。一方、実際に父親がどの程度育児に参加しているかについては、「積極的」と「どちらかというと積極的」をあわせても、男女とも4割程度となっている。

次に、父親の育児参加の内容について調べてみよう。

国立社会保障・人口問題研究所「第2回全国家庭動向調査」(1998年)によれば、子どもが3歳未満の家庭について父親が行う育児の内容をみると、「遊び相手」(94%)、「風呂に入れる」(82%)など、時間限定の育児については父親の参加率が高いが、「寝かしつける」(46%)、「おむつを換える」(59%)などの育児については参加率はやや低くなっている(第3−16表)。父親の育児参加が得られている家庭であっても、育児の内容からみると、手間のかかる育児等に対してはまだ消極的な父親が多いとみられる。

また、母親が働いている場合と専業主婦の場合で父親の育児参加の状況を比較すると、「食事をさせる」や「寝かしつける」では、やや共働き世帯の父親の参加率が高いものの、手間のかかる育児等については、いずれの世帯でも参加している父親の割合は低い。

 
第3-15図 父親の育児参加の意識と実態

第3-15図 父親の育児参加の意識と実態


 
第3-16表 手間のかかる育児等は比較的低い夫の参加率

第3-16表 手間のかかる育児等は比較的低い夫の参加率

 

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