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第3章 次代を担う子どもと家族

コラム 親子が集う「場」の創造

乳幼児を持つ親(特に母親)が集うことのできる場は限られている。子育てにともなう母子のストレスを解消するために、子どもと一緒に気軽に訪れることができ、親同士の交流もできる、そんな「場」が増えてきている。

ここでは、東京都江東区が独自に設置する子ども家庭支援センターにおける、地域の子育てを支援するための活動を紹介する。同センターでは、「共に考えながら地域の人たちとつくり上げていく」という理念のもと、次のような「場」を提供している。

1)遊び・ふれあいのひろば

親子が自由に来館し、親子のふれあい遊びをするとともに、スタッフ、ボランティアとの交流、利用者同士の交流を図っている。ここに来て同じ年齢の子どもを持つ親同士が触れ合うことで、育児に対する不安やストレスの解消に結び付けている。

2)学びあいのひろば

親が講師の話を聴いたり、講師を囲み話し合ったり、自主的に学び考え合う場を提供している。母親講座や子育て塾などの講習会、同じ悩みを持つ人たちのグループ活動を行っている。子育てが十分にできない未熟な親のために、講師の話を聴くだけではなく、話し合いの中で子育てに対する自覚を促している。

3)支えあいのひろば

プレイルームや赤ちゃんコーナーなどで、親との自然なふれあいの中で相談活動を行っている。また、電話相談や面接相談、専門家を招いた相談を行っている。

4)わかちあいのひろば

利用者や関係行政機関向けの情報誌やパンフレットなどを発行している。また親たちが自らの手で情報誌の発行を行っている。

施設の登録者は、設立3年目の現在、約3,200人で、1日平均50組を超える親子が利用している。

 

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