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第3章 次代を担う子どもと家族

親たちの自主的な取組み

子育て中の親が子どもとともに活動する子育てサークルも活発な動きを見せている。子育てサークルの正確な数は把握されていないが、(社)小児保健協会「平成12年度幼児健康調査」(2000年)によると、未就学児童を持つ母親の14%が子育てサークルに参加している。

また、文部科学省委嘱事業として「子育てサークル研究会」が行った「子育てサークルの活動に関する調査」(2001年)によれば、サークルに加入した理由として(複数回答)、「子どもを集団に慣れさせたかったから」(71%)、「遊び場を探したかったから」(49%)という子どものための理由に次いで、「話し相手が欲しかったから」(47%)、「子育て情報を入手したかったから」(45%)という親自身のための理由があがっている(第3−11図)。また、「ストレスを発散したかったから」(31%)、「自分の子どもと常に一緒で精神的に煮詰まっていたから」(14%)など、親の育児ストレスを発散する場にもなっているとみられる。

一方、子育てサークルは、「活動場所の提供」や「活動費の補助」など行政からの支援も地域により差があり、また、子どもの年齢が高くなると解散してしまうサークルも多い。そのため複数のサークルが集まってサークルネットをつくる動きや、子育て支援のNPO法人を設立する動きが出てきている。前述の調査でも、5割弱の人がサークル活動を成り立たせるためにNPO化することが望ましいと考えているという結果が出ている。さらに、NPO法人として認証されれば社会的認知が大きく高まり、地域での活動範囲が広がっていくなどのメリットがあると考えている。

 
第3-11図 子育てサークルに加入した理由

第3-11図 子育てサークルに加入した理由


 

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