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第3章 次代を担う子どもと家族

コラム 多様化する子育て情報源

身近に相談相手がいなくなるという変化の中、子育てに関する情報源は多様化している。家族や友人だけでなく、育児雑誌やインターネットを使った子育てフォーラム等、さまざまな育児情報源が利用されている。

育児雑誌の利用について調べてみると、1970年から2000年までの30年間で、出生数は193万人から119万人に4割近く減少しているのに対し、育児雑誌の発行部数は逆に6倍近くに増えている()。身近で子育てに触れ合う経験が少なく、相談相手も得られにくい親にとって、育児雑誌は貴重な情報源となっているとみられる。

このように育児雑誌が人気を得ている理由は、育児雑誌には多くの親の体験や意見が紹介されており、こうした生の声を通して育児に関する悩みや心配事を共感することができ、それが大きな安心感を生んでいることにあると考えられる。しかし一方で、育児情報源の中には内容が適切でないためにかえって不安を増幅しているケースもあるといわれており、育児情報源が多様化していることは、必ずしも育児不安の解消には結び付いていないとみられる。

 

図 育児雑誌の年間発行部数の推移

図 育児雑誌の年間発行部数の推移


 

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