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第2章 家族の働き方の現状と課題

我が国で顕著な出産・育児にともなう女性の就業中断

よく知られているように、我が国女性の労働力率は、20代後半から30代前半に低下し、その後40代後半まで上昇するというM字型となっている。

これは我が国の多くの女性が、20代後半から30代前半にかけて結婚や出産により就業を中断し、子どもの成長とともに再び就業することを反映していると考えられるが、こうした女性の労働力率のM字カーブは、現在、我が国以外の先進諸国では、ほとんど観察されなくなってきている。

そこで、子どもの年齢と女性の就業との関係についてみてみよう。末子の年齢別にみた妻の有業率は、我が国では末子年齢3歳未満で大幅に低下するのに対して、アメリカではこのような現象はそれほどみられない(第2−3図)。

つまり、出産・育児が女性の就業に与える影響は、我が国において、より大きいといえる。これは、我が国では、子どもが低年齢の場合に妻が家庭で育児に専念することを希望する世帯も多いと考えられることに加えて、育児と就業の両立が難しい状況を反映しているとみられる。

 
第2-3図 アメリカに比べて大きい我が国女性の出産・育児による就業中断への影響

第2-3図 アメリカに比べて大きい我が国女性の出産・育児による就業中断への影響


 

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