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第1章 家族を巡る潮流変化

介護保険制度の導入

元気な高齢者が増える一方で、体力・身体機能の低下にともない、寝たきりや痴ほう等により介護が必要となる人も増加してきている。いったん要介護状態となれば、家族に対してさまざまな影響を及ぼすことになる。ここでは、介護と家族の現状についてみてみることとする。

介護を要する寝たきりや痴ほうになることは、老後の最大の不安要因と考えられるが、現実に要介護者は増加しており、加えて、介護の必要な期間が長期化したり、小世帯化の進行や介護する家族の高齢化が指摘されている。このような状況を踏まえて、2000年4月から身体介護や支援等を必要とする者を国民全体で支えるための新たなしくみとして、介護保険制度が導入されたところである。

2001年9月末現在、要介護・要支援認定者数は280万人となっている。これは、介護保険制度がスタートした2000年4月時点の218万人に比べ28%増加している(第1−38図)。一方、居宅介護・支援サービス受給者数は156万人、施設介護サービス受給者数は66万人で、合計221万人が介護・支援サービスの受給者となっている。

 
第1-38図 要介護・要支援認定者の8割が受けている介護・支援サービス

第1-38図 要介護・要支援認定者の8割が受けている介護・支援サービス

 

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