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第1章 家族を巡る潮流変化

急速に進む高齢化

まず、高齢化の進展状況がどのようになっているのかみてみよう。

総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(2002年1月推計)によると、1950年の65歳以上人口は416万人、2000年は2,204万人となっており、2050年には3,586万人になると見込まれている(第1−25図)。

また、65歳以上人口比率(65歳以上人口が全人口に占める割合)をみると、1950年は4.9%であったが、その後上昇し続け70年に7%を、94年には14%を超え、本格的な高齢社会に突入した。2000年の65歳以上人口比率は17.4%に達しており、今後、2020年には27.8%、2050年には35.7%になると見込まれている。特にこれからの20年間は、いわゆる「団塊の世代」が高齢者の仲間入りをすることもあり、高齢化が急ピッチに進むものと予測されている。

こうした背景には、少子化の進行とともに、これまでの経済成長・生活水準の向上にともなう平均余命の延伸が大きく寄与している。厚生労働省「簡易生命表」、「完全生命表」により、65歳の平均余命の推移をみると、50年は男性11.5歳、女性13.9歳であったが、2000年には男性17.4歳、女性22.4歳とそれぞれ5.9歳、8.5歳延びている(第1−26図)。

また、世界保健機関(WHO)が発表した健康寿命(Healthy Life Expectancy)においては、男性71.9歳、女性77.2歳(1999年)と世界一であり、厚生労働省「国民生活基礎調査」(1998年)によれば、健康状態がよくない(「あまりよくない」+「よくない」)と思っている人は65歳以上で22%となっており、大多数の高齢者は自らを健康であると考えているといえよう。

 

第1-25図 65歳以上人口比率は、2020年で27.8%、2050年で35.7%に

第1-25図 65歳以上人口比率は、2020年で27.8%、2050年で35.7%に


 

第1-26図 延び続ける65歳の平均余命

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第1-26図 延び続ける65歳の平均余命

 

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