[目次]

第1章 家族を巡る潮流変化

高まる離婚率

次に離婚についてみてみたい。まずは現状をみてみよう。

離婚率は近年上昇傾向にある。戦後、我が国の離婚率は長期にわたって低位で推移し、90年代前半まではほぼ0.7〜1.6の間であった(第1−17図)。しかし、近年は急激に上昇してきており、2000年には2.1まで高まっている。件数でみると、2000年には26万件を超えている。他の先進諸国における離婚率と比較すると、我が国は依然として比較的低いものの、他の国々が近年あまり大きな変化がない中で、その上昇幅の大きさが目立っている。

離婚率をコーホート(同一時期に生まれた人の集団)別にみると、2000年時点で40歳未満のコーホート(1961年以降に生まれた人)で顕著に離婚率が上昇しており、同一コーホート内においては、特に10代、20代の若年期で離婚率が高くなっている(第1−18図)。

さらに、離婚件数を婚姻期間別にみると、特に婚姻期間が長い夫婦の離婚が大きく増えてきており、「熟年離婚」の増加が数字でも裏付けられている(第1−19図)。

 

第1-17図 離婚件数、離婚率は近年増加傾向

第1-17図 離婚件数、離婚率は近年増加傾向

 

第1-18図 若い世代ほど高い離婚率

第1-18図 若い世代ほど高い離婚率


 

第1-19図 増えている婚姻期間20年以上の熟年離婚

第1-19図 増えている婚姻期間20年以上の熟年離婚

 

テキスト形式のファイルはこちら


[目次]
前の項目に戻る     次の項目に進む