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第50回国民生活白書の刊行に当たって

大臣写真

内閣府特命担当大臣

大臣署名

今回の国民生活白書は50回目の刊行になります。50冊の白書には、初めて白書が作成された昭和31(1956)年以来、半世紀にわたる国民生活の実態や社会の変化が記されています。

白書では、その時々の国民生活の背景にある重要課題をテーマとして取り上げ、将来の主要課題を先取りするような問題提起や政策立案の材料提供を行ってきました。例えば、平成4(1992)年には、「少子社会の到来、その影響と対応」として、少子化の現状や課題について分析を行いました。現在、少子化対策は国の重要課題の一つに位置付けられていますが、「少子化」という言葉はこの白書により一般に広まりました。また、近年は、「若年フリーター」、「子育て」、「再チャレンジ」などの視点から、暮らしの現状や課題を分析してきました。

50回目となる今回の白書では、「家族・地域・職場のつながり」をテーマとして取り上げ、これらの「つながり」の現状、過去からの変化、その変化が国民生活に与えた影響、「つながり」の再構築に向けた動きなどについて分析しています。本書では、経済・社会環境や人々の意識の変化により、家族・地域・職場のつながりの姿が大きく変化する中、人々がつながりを持つことを望んでいても、実際に得ることが難しくなっていることを示しています。そして、その主な要因として、長時間の労働による時間的な制約や、きっかけがないなどつながりを持つ機会が十分に提供されていないことを挙げています。このような要因を取り払い、人々が求めるつながりを持てるようにするためには、ワーク・ライフ・バランスの一層の推進や、つながりに関する国民の意識啓発などが重要であると指摘しています。

本白書が、国民の皆様にとって、つながりの重要性について再認識し、求めるつながりを得ることにより日々の生活を豊かなものにしていく上での参考となれば幸いです。

平成19年6月


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