平成18年版

国民生活白書

多様な可能性に挑める社会に向けて

内閣府

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序章 多様な可能性に挑める社会とは(P1〜8)

第1節 生活における様々な挑戦
1.生活全般にわたる挑戦
「こうなりたい」という姿を目指す「挑戦」
【コラム】国民生活モニターから寄せられた事例
仕事以外では、男性は「スポーツ・健康維持」、女性は「家庭生活」について取り組む割合が高い
2.挑戦を支える環境や社会基盤についての人々の意識
体力の維持が課題だが、趣味・教養については概して充足されている
地域活動への参加機会についての充足感が低い
低い転職環境の充足度
子育て環境の充足度は低下
職業生活と、生活と仕事の調和が大きな課題
第2節 仕事についての挑戦のしやすさ(P9〜18)
1.挑戦のしやすさについての意識
若年層は転職、子育ての環境が整っていないと感じている
2.我が国の労働市場における転職・中途就職のしやすさ
中途入職率・離職率にすう勢的な変化は認められない
転職率の変化は主にパート・アルバイト比率の上昇によるもの
正社員の長期雇用慣行は、部分的には深化している

第1章 若年層の適職探し(P19〜34)

第1節 適職探しへの再挑戦
1.適職探しへ再挑戦する若年者は増加
若年者の5人に1人が適職探しへの再挑戦を希望
「職場不満足」「会社都合」による離職者を中心に若年失業者が増加
正社員を希望するパート・アルバイトを中心に転職希望者が増加
2.若年者が適職を探し始める理由
正社員比率の低下により転職希望が増加
景気悪化による離職・転職希望率の高まり
今はパート・アルバイトでも将来は正社員を希望する
厳しい労働環境にさらされている若年者
3.適職探しに成功する人はそれほど増えていない
入職率は横ばい傾向
パート・アルバイトから正社員への転職割合は総じて横ばい
第2節 若年者の適職探しをめぐる壁(P35〜55)
1.企業の採用慣行に関わる要因
新卒一括採用慣行には功罪両面がある
問題は「新卒枠」の運用
企業はなぜ「新卒」にこだわるのか
【コラム】「スーパースター」への挑戦
フリーター経験をめぐる企業の認識
2.若年者の能力開発の問題
中途採用市場は専門的能力重視
職業能力の多くは就業経験を通じて獲得される
職務経験を通じた専門的能力が付きやすい正社員
専門的能力が付きにくいパート・アルバイト
パート・アルバイトで培った基礎的職業能力は評価され得る
3.壁を打ち破る動き
(1)柔軟な若年者採用の動き
ボーダレス採用などの試み
諸外国ではむしろ一般的な新卒枠の柔軟な運用
ミスマッチの防止に有効な正社員登用制度
(2)能力開発と雇用の柔軟性を両立させる動き
積極的に社員の能力を管理・育成する人材派遣会社
(3)教育段階から職場定着への移行を円滑化し、適職探しを支援する動き
キャリア教育や実務・教育連結型人材育成システムの導入
(4)若年者の経済的展望と少子化抑制
先進事例の蓄積が企業を変えていく
若年者の経済的展望を拓くことは、少子化の流れを変えることにもつながる

第2章 女性のライフサイクルと就業(P57〜60)

第1節 女性のライフコースに関する希望と現実

継続就業または再就職コースを望む女性が増えている

継続就業希望・再就職希望を実現させている割合は半数程度

第2節 女性の継続就業を妨げる壁(P61〜82)
1.継続就業の現状
M字カーブの窪みは浅くなっているが、乳幼児を抱える女性の労働力率は横ばいである
M字カーブの解消傾向は、晩婚化・晩産化による部分が大きい
結婚や出産を契機に離職する女性は依然として多い
2.継続就業を妨げる壁の現状
子育てと仕事を両立できる環境が整っていない
育児休業の取得が困難な女性
育児休業から復帰した後の問題
夫の育児参加は進んでいない
子どもを持つ女性の労働環境は厳しい
3.壁を打ち破る動き
(1)育児休業
育児休業取得者が安心して職場を離れられる環境
育児休業を取りやすい環境を作るためのアイデア
(2)保育環境
北欧の保育サービス事情
社員の保育負担をサポート
(3)働き方
欧米諸国と比べて我が国では「仕事と生活の調和」が進んでいない
アメリカやイギリスにおける「仕事と生活の調和」についての取組
人材確保のため「仕事と生活の調和」への取組を積極的に実施
父親の育児参加を奨励する企業
第3節 女性の再就職を妨げる壁(P83〜99)
1.再就職へのニーズと現実
経済的要因を背景に高まる再就職ニーズ
再就職希望者は多いが求職活動をする人は少ない
育児のため離職した女性の半数以上が4年以上の離職期間
重い育児負担のためパート・アルバイトを希望せざるを得ない女性も多い
2.女性の再就職を妨げる壁の現状
職業能力の低下と重すぎる育児負担が正社員としての再就職を阻む壁
中途採用では専門能力や職業経験が重視される
離職期間が長いと正社員としての再就職率が低くなる
離職期間が長いと職業能力が低下する
離職した女性は専門技術や知識の急速な低下を実感
半数近くの企業が1年未満の離職期間でマイナス評価
3.壁を打ち破る動き
(1)離職期間中に職業能力を再構築する取組
実績を上げている職業能力開発機関による職業能力の再構築
アメリカのコミュニティ・カレッジ
職業能力評価制度で客観的な能力評価
(2)働きながら職業能力を再構築
段階的に正社員となる道が開かれる
育児など豊富な人生経験を積極的に評価し採用
女性が自分の望むライフコースを実現できることは、少子化を抑制することにもつながる

第3章 高齢者の人生の再設計(P101〜116)

第1節 変わる高齢者像
1.高齢期における環境の変化
定年退職などを契機とした働き方の変化
子どもは独立し費用面や時間面での負担が軽減
第二の人生では家庭生活や地域活動を重視する人が多い
2.変わる高齢者像
(1)高齢者の健康面での変化
健康寿命の伸長が高齢期の生活の可能性を広げている
(2)高齢者の家族環境の変化
単独・夫婦のみ高齢者世帯の増加と独立志向の高まり
豊かな高齢者ほど独立した生活が容易に
(3)高齢者の消費態度の変化
高齢者の消費意欲はこれまでの世代に比べて底堅い
現在の50代は将来の教養娯楽支出に積極的
【コラム】高齢者の年収と資産
第2節 高齢者の就業:意識と現実(P117〜146)
1.高齢者の就業意欲
我が国高齢者の労働力率は国際的に見て高水準
経済上の理由から働く高齢者が多い
希望する働き方は短時間勤務
2.高齢者就業の現状
仕事を見つけることができない高齢者が多い
「小企業」、「パート・アルバイト」が60代の雇用の受け皿に
【コラム】高齢期の労働者の企業間移動
3.高齢者就業の壁
(1)企業側の意識
高齢者の雇用を増やす予定のある企業は約1割
雇用しない理由は「適した仕事がない」、「無理がきかない」、「若年・中年層の雇用が優先される」から
雇用積極派は「高齢者の経験・能力を活用したい」
中小企業では高齢者の能力を高く評価
注目される今後の動向
(2)準備不足のまま再就職に臨む高齢者
退職後に実感する能力開発の重要性
企業に「やってほしかったこと」は就業関連・生活設計支援
雇用の場は「専門的・技術的業務」、「教育的・助言的業務」に
4.壁を打ち破る動き
高齢者起業の可能性
高齢者に若手の育成を促し、精密加工技術を継承
【コラム】資本と労働を持ち寄る新しい働き方
第3節 高齢者の生活と社会貢献活動(P147〜161)
1.社会貢献活動についての情報提供が課題:高齢者側の意識
高齢者の社会貢献意識は過去20年間で大きく高まっている
社会貢献活動に参加している理由は生きがいや人との交流のため
活動参加への壁は仲間がいないことや情報の不足
高齢者の参加を促すには、仲間の参加、一層の情報提供が不可欠
2.高齢者を社会貢献の担い手に:活動団体側の意識
高齢者はNPO活動の重要な担い手
NPOは高齢者を即戦力として活用したい
高齢者に期待するのは特に専門知識、交渉・対外折衝能力
3.壁を打ち破る動き
地域の介護や子育てを支える高齢者
現役時代の経験を活かして国際貢献
活動的な高齢者が地域の子育て力を高める

むすび 多様な可能性に挑める社会の構築に向けて(P163〜166)


付注・付図表目次(P167〜168)
   付注・付図表(P169〜201)


図表の基礎資料目次(P203〜204)
   図表の基礎資料(P205〜213)


意識調査・企業調査(P215〜252)
   多様な働き方に関する意識調査について
   老後の生活に関する意識調査について
   企業の採用のあり方に関する調査について


用語等さくいん(P293〜295)

調査名さくいん(P296〜297)



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内閣府 政策統括官(経済社会システム担当)付参事官(総括担当)付あてにご連絡ください。
電話:03-3581-0783(ダイヤルイン)

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