| 第2章 子育て世代の所得をめぐる環境 第1節 子育て世代の所得と結婚・出生行動 |
このようにバブル期以降必ずしも改善していない所得環境の中で、子育て世代の結婚行動はどのような影響を受けているだろうか。年齢層ごとの収入を独身者と有配偶者(子どものいない世帯)とで比較してみると、男性では独身者において有配偶者よりも低所得者の割合が高い所得分布となっている(第2−1−8図)。これは、男性の方が家庭において経済的責任を持つことを期待されるため、所得の低い男性が結婚しにくいからと考えられる(前掲第1−2−5図)。一方で、女性では独身者において200万円以上400万円未満の所得層が最も多いが、有配偶者では200万円未満の所得層が最も多くなっている。これは、夫の扶養手当を受給するために妻の収入が高くなりすぎないように調整することなどが影響していると考えられる。

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