[目次]

第1章 結婚・出生行動の変化
補論2 海外における結婚と子育て

合計特殊出生率の改善には法律婚以外での子どもの誕生も一役買っている

欧米諸国と我が国とで大きく異なっている点の一つは、法律婚以外で誕生している子ども(婚外子、嫡出でない子)が多いことである。我が国の嫡出でない子の出生割合は2003年で1.9%と極めて低いが、欧米諸国ではその割合は高く、スウェーデンでは出生する子どもの半数を超える56.0%であるし、デンマーク44.9%、フランス44.3%、オランダ31.3%などとなっている(第1−補2−2表)。これらの国の中には、婚姻率が我が国よりも低い国がある一方で、女性の事実婚・同棲の割合は、我が国に比べてかなり高い(前掲第1−補2−1図、前掲第1−補1−8図)。

 

第1−補2−2表 欧米で高い嫡出でない子と事実婚・同棲の割合

こうしたことから、欧米諸国においては、法律婚以外の形での結び付きが一般化していることや、それに伴う婚外子の出生率が高くなっていることなどが、合計特殊出生率の低下に歯止めをかける要因となっていると考えられる。


 

テキスト形式のファイルはこちら


[目次]

前の項目に戻る     次の項目に進む