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第1章 結婚・出生行動の変化
第2節 結婚するという選択

恋人から配偶者になることで最も信頼できる人になる

実際に結婚している人たちは、共に暮らし生きていくパートナーとなった配偶者を結婚相手として「適当な相手」とみなしているのだろうか。

今現在信頼できる人がいると回答した者に、最も信頼できる人は誰かを尋ねたところ、未婚者は「母親」、「父親」、「友人」と答えた者がそれぞれ2〜3割おり、「恋人」を挙げた人の割合は男性3.8%、女性8.3%にすぎない。一方で、有配偶者においては、男性85.0%、女性81.1%がそれぞれのパートナーである「配偶者」と回答している(内閣府「社会意識に関する世論調査」(2004年))。

2000年以降に結婚した人の86.6%が恋愛結婚である状況を踏まえると(国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」(2002年))、数%からしか信頼を得られていなかった多くの「恋人」が、結婚することにより最も信頼できる「配偶者」へと変化したと言える。すなわち、先に見た結婚相手への様々な条件を実際の配偶者がどこまで満たしているのかはともかく、結婚して一緒に生活をしていくことにより、多くの夫婦において最も信頼を置く関係へと成長していくようであり、こうしたことは、まさに結婚して初めて実感できるものと言えよう。


 

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