[目次]

第3章 デフレ下で変わる若年の家庭生活

(1)ゆとりある未婚者

若年の家計を未婚者の家計と既婚者の家計に分けると、その収入や支出にはどのような特徴があるのだろうか。

年間収入(税込み)の平均をみると、未婚者では、男性で280万円程度、女性で220万円程度となっている。一方、既婚者の家計の場合、本人の収入は男性で410万円程度、女性で140万円程度であり、既婚者の家計全体では530万円程度となっている(第3−1−5表)。

 

第3−1−5表 若年の暮らしぶり

第3−1−5表 若年の暮らしぶり

また、自分自身のために(使おうと思えば)使えるお金(趣味やレジャーなどの選択的な支出、以下、「自由に使えるお金」という)の平均は1か月当たり、未婚者では、男性で5.6万円、女性で5.3万円であるのに対して、既婚者では、男性で2.4万円、女性で1.5万円となっている(前掲第3−1−5表)。

このように、男性は女性に比べて収入も自由に使えるお金も多い。また、未婚者は既婚者に比べて自由に使えるお金が多く、家計にゆとりがある。既婚者は、未婚者に比べて、若年の中でも年齢の高い人が多く、また夫婦とも働いている人も多いため、家計全体の収入は多いものの、子育てなどにお金もかかるので、自由に使えるお金が少ないと考えられる。

ただし、暮らしに対する満足度(現在の生活に「満足している」または「どちらかといえば満足している」と答えた人の割合)は、未婚者(53.1%)より既婚者(68.1%)の方が高く、若年は、家計のゆとりだけでは計れない魅力を結婚に感じているようだ(前掲第3−1−5表)。



テキスト形式のファイルはこちら


[目次]

前の項目に戻る   次の項目に進む