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今週の指標 No.1206 邦銀の海外向け与信の動向

ポイント

2018年8月3日

  1. 銀行の国内店貸出は前年比2~3%増程度で推移している。そのうち、地銀・地銀2の貸出が2%弱程度の寄与となっており、 都銀等はこのところ1%未満の寄与となっている(図1)。都銀は海外店の貸出残高が増加傾向にあり、割合は全体の30%を超えている(図2)。

  2. 国際与信市場における邦銀の国際与信残高を地域別に見ると、アメリカ向が最も大きく、ついで欧州向、アジア・太平洋向の順となっているが、2006年から現在までの伸び率でみるとアジア・太平洋向が近年高くなっている(図3)。

  3. 与信受入側の残高を地域別にみると、欧州が最も大きく、ついでアメリカ、アジア・太平洋となっており、こちらも伸び率で見ると、アジア・太平洋が近年高くなっている(図4)。地域ごとの邦銀からの与信残高を与信受入側の残高で割った国際与信市場における邦銀のシェアは各地域で拡大傾向にある(図5)。

  4. 邦銀はこれまで日本企業の海外進出に対して金融面でサポートしてきたことなどもあり、海外現地法人の数は増加傾向にある。地域別にみるとアジアは全地域の中で最も多く、企業経営者の注目の高さが窺える。その要因の一つには収益性の高さが考えられ、現地法人の売上高経常利益率は、アジア地域が他地域と比べて高く、特に製造業が高い(図6)、(図7)。

  5. 邦銀は今後も本邦企業のグローバル展開を支えるとともに、世界の高い経済成長を取り込むため、海外向けの与信を重要視していくものと考えられる(図8)。

※本稿は2018年7月27日までに入手したデータを使用している。


図1~2



問合せ先
担当:参事官(経済財政分析-総括担当)付
関谷 航、 直通:03-6257-1565

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