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今週の指標 No.1184 アジアからのICの輸入について

ポイント

2017年12月4日

  1. 2016年以降のアジアからの輸入を見ると、基調として持ち直しの動きを続けており、その要因の一つとしてICの輸入が堅調に推移していることがあげられる(図1)。

  2. IC輸入の増勢を地域別にみると、アジアからのIC輸入の6割以上のシェアを占める台湾からの輸入が大きく寄与しており(図2)、台湾が電子部品の輸出を大きく伸ばす中で(図3)、日本も台湾からの輸入を増やしていることが確認できる。

  3. 次に国内の需要面を確認するために、ICを部材として使用する産業の鉱工業生産指数をそれぞれのウエイトで加重平均した指数を作成してICの輸入と比較したところ一定の関係が見られ(図4)、堅調な国内生産による旺盛な需要がIC輸入の背景にあることが想定される。

  4. 加えて、自動車の電子化の進展に伴い車載ICの市場が世界的に増加傾向にあるなど(図5)、個々の品目の高機能化による需要の増加も影響していると思われる。

  5. また、IC輸入の伸びをICの国内生産の伸びと比較すると輸入の伸びが上回っている(図6)。日本のIC生産は世界市場と比べてメモリの割合が高いが(図7、8)前述の車載用IC等の需要の高まりもあり、メモリ以外のICの輸入が伸びている可能性が考えられる。

  6. ICの世界的な需要は前述の自動車等の高機能化により今後も伸びていくことが予想されている(図9)。日本でも同様に需要の増加に伴い輸入が増えていくのか、注視していく必要がある。


図1~9



問合せ先
担当:参事官(経済財政分析-総括担当)付
森内 岳 直通:03-6257-1565

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