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今週の指標 No.1092 消費税率引上げを控えた家電販売の動向

ポイント

2014年3月24日

  1. 2014年4月の消費税率引上げを控え、駆け込み需要が顕著に発生するとみられる家電販売について、動向を確認する。本稿では、家電の中でもウェイトが大きいと思われるエアコン、冷蔵庫、パソコン、テレビ及び携帯電話の売上げに注目する。
     これら5品目の合計では、2014年に入り、上昇幅が急速に拡大しており、過去のトレンド(黒の点線)から上方にかいりしている(図)。

  2. 個別の品目を見ると、エアコン、冷蔵庫、パソコンは2013年秋からトレンドより上方にかいりしている。テレビは、2014年に入ってからトレンドを上回るようになり、携帯電話は、トレンドをほとんど上回っていない(図)。
     エアコンと冷蔵庫が2013年の秋からトレンドより上方で推移している背景の一つとして、2013年春以降の住宅着工の増加があるとみられる。パソコンについては、ウィンドウズXPのサポート終了(2014年4月9日)に伴う買替え需要などがある。

  3. こうした直近の動向から、駆け込み需要の反動を占ってみよう。エアコンと冷蔵庫については、駆け込みの反動に加えて、住宅着工減少の影響が出る可能性もある。なお、ヒアリングによると、エアコン、冷蔵庫などの大型家電から、カメラやオーディオ機器など嗜好性が高いものへ需要がシフトし始めている、との指摘もある。パソコンは、駆け込みの反動とウィンドウズXPの買替え需要はく落の影響が重なることが考えられる。携帯電話については、駆け込み需要の規模が小さいことから、反動も小さい可能性が高い。


図:5品目合計 図:エアコン

図:冷蔵庫 図:パソコン

図:テレビ 図:携帯電話


(備考)

  1. GfK資料により作成。5品目合計は、エアコン、冷蔵庫、パソコン、テレビ、携帯電話の合計値。
  2. トレンドの終了時点は2013年6月。開始時点はそれぞれ以下の通り。
     5品目合計:2012年8月(アナログ放送終了から1年後)
     エアコン:2011年4月(エコポイント制度終了)
     冷蔵庫:2011年4月(エコポイント制度終了)
     パソコン:2009年10月(リーマンショックから1年後)
     テレビ:2012年8月(アナログ放送終了から1年後)
     携帯電話:2009年10月(リーマンショックから1年後)

問合せ先
担当:参事官(経済財政分析-総括担当)付
木下 怜子 直通:03-3581-9516

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、必ずしも内閣府の見解を示すものではない。

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