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今週の指標 No.1071 企業規模別の交易条件について

ポイント

2013年6月24日

  1. (株)帝国データバンクが公表しているTDB景気動向調査(2013年5月調査)によると、大企業・中小企業の業況は、2012年末以降、内外需の堅調さから改善している(図1)。業況が改善している一方、販売価格と仕入価格の差である交易条件は悪化している。交易条件の悪化は、円高是正により仕入単価が上昇している一方、国内品への価格転嫁が出来ず、販売単価がそれほど上昇しなかったことによる。

  2. 大企業と中小企業を比べてみると、中小企業の交易条件が大きく悪化している(図2)。販売単価は両者で同じような動きをしている一方(図3)、中小企業の仕入単価が大企業に比べ大きく上昇した(図4)。これは、大企業が年末以降、更なる円安を見込み、為替ヘッジを行う割合を増やしたが、中小企業においては、急激な円高是正に対して為替ヘッジを行うことのできた企業が少なかったことなどが影響していると推察される。

  3. 以上のように、特に中小企業において交易条件は悪化し続けており、今後の収益への影響に注意が必要である。






問合せ先
担当:参事官(経済財政分析-総括担当)付
杉野 弘樹 直通:03-3581-0806

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