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今週の指標 No.1059 2012年10-12月期GDP1次速報後のGDPギャップは前期からやや拡大

ポイント

2013年2月25日

  1. 2012年10-12月期のGDP1次速報値から試算したGDPギャップ(注)は、▲3.1%となり、前期(▲2.9%)からマイナス幅がやや拡大した(図1)。これは、実質GDPが前期比年率▲0.4%のマイナス成長となったためである。 なお、2012年7-9月期のGDPギャップが前回試算した値よりも0.2%ポイント拡大したが、これは、同期の実質GDPが下方改定されたためである(表1)。

  2. 今回、2012年のデータが出そろったため、暦年のGDPギャップを見てみると、▲2.3%と前年(▲3.1)からマイナス幅が縮小した。IMFやOECDの試算値でも、同様の動きとなっている(図2)。ただし、2012年中のGDPギャップの動きを年初から振り返ってみると、1-3月期に大きく改善した後は、徐々にマイナス幅を拡大させている。これは、実質GDPが、1-3月期に前期比年率+6.0%のプラス成長となった後、外需の弱まりによる輸出の減少や、設備投資の減少、政策効果剥落による自動車販売の落ち込み等を背景に、マイナス成長が続いたためである。

  3. 今後、先般閣議決定された「日本経済再生に向けた緊急経済対策」の着実な実行等によって、実質GDP成長率を高め、GDPギャップの縮小を図っていくことが期待される。

(注)GDPギャップ=(実際のGDP-潜在GDP)/潜在GDP。GDPギャップのマイナスは供給に対して需要が不足していることを意味する。この推計にあたっては、潜在GDPを「経済の過去のトレンドからみて平均的な水準で生産要素を投入した時に実現可能なGDP」と定義している。GDPギャップの推計方法の詳細は、内閣府「日本経済2011~2012」付注1-6を参照。なお、GDPギャップの大きさについては、定義や前提となるデータ等の推計方法によって異なるため、相当の幅をもってみる必要がある。


図 GDPギャップの推移 表 GDPギャップの推移 図 日本のGDPギャップ比較
問合せ先
参事官(経済財政分析-総括担当)付
横山 瑠里子 直通:03-3581-9516

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