今週の指標 No.828 目次   前へ   次へ 2007年9月3日

GDPデフレーターのマイナス幅は縮小傾向が続いている

<ポイント>

  1. 2007年4−6月期のGDPデフレーター(前年同期比)はマイナス0.3%となり、2006年以降、マイナス幅は縮小傾向が続いている。4−6月期のGDPデフレーターを寄与度別にみると、公需デフレーターや消費デフレーターはマイナス幅縮小に貢献したものの、輸入デフレーターの上昇がGDPデフレーターの大幅な押し下げ要因として作用した(図1)。
  2. 輸入デフレーターのマイナス寄与度が拡大した要因を調べるため、輸入デフレーター作成のもととなる輸入物価指数(日本銀行)の推移を寄与度別にみると、石油・石炭・天然ガスの寄与度が再びプラスに転じている(図2)。この背景には、一時落ち着いていた原油価格が、2007年1月をボトムとして上昇してきたことがある。
  3. 2007年4−6月期1次QEを踏まえたGDPギャップの動向をみると、基調として改善傾向にある。ただし、その水準については、定義や推計方法によって異なることから符号を含め、幅をもってみる必要がある(図3)。

GDPデフレーターの推移と寄与度
輸入物価指数の推移と寄与度
GDPギャップの推移

担当:参事官(経済財政分析−総括担当)付 高山 直樹 直通:03-3581-5854

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、必ずしも内閣府の見解を示すものではない。

目次   前へ   次へ