今週の指標 No.751 目次   前へ  次へ 2006年8月28日

GDPデフレーターのマイナス幅は縮小

<ポイント>

  1. 2006年4−6月期のGDPデフレーター(前年同期比)の動きをみると、下落幅が2四半期連続で縮小した。その背景としては、短期的にはGDPデフレーターの押し下げ要因となる輸入デフレーターの上昇幅が縮小したことが挙げられる。(図1)
  2. 輸入デフレーターの上昇幅が縮小した要因は、主に石油・石炭等、エネルギー価格上昇幅の縮小による。輸入デフレーター作成のもととなる輸入物価指数(前年同期比)の推移を寄与度別に見ると、石油・石炭・天然ガスのプラス寄与が縮小している。(図2)
  3. 石油・石炭・天然ガスの指数の推移をレベルでみると、2005年第2四半期に大きく上昇している。その後は上昇が緩やかになっており、その結果今期は、前年同期比でみたときの輸入物価指数へのプラス寄与が縮小した。(図3)
  4. 物価変動のこの他の背景として需給ギャップの動向をみると、引き続きゼロ近傍で推移している。ただし、その水準については、供給の定義や推計方法によって異なることから符号を含め幅をもってみる必要がある。(図4)

GDPデフレーターの推移と寄与度
輸入物価指数の推移と寄与度
輸入物価指数と石油・石炭・天然ガスの指数(レベル)の推移
GDPギャップの推移

担当:参事官(経済財政分析−総括担当)付 大内 泰弘 直通:03-3581-5854

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、必ずしも内閣府の見解を示すものではない。

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