今週の指標 No.710 目次   前へ   次へ 2006年3月27日

景気回復が見込まれる地域の中小企業

<ポイント>

  1. 今回の景気回復は、地域の中小企業にどのくらい波及しているのだろうか、また、地域別・業種別の差はあるのだろうか。以下で検証する。
  2. 中小企業景況調査の地域別の業況判断DI(全産業)をみると、改善の幅は地域によってばらつきがみられるものの、全地域で改善している(図1)。
  3. 業種別に改善状況をみると、今回の回復局面では、製造業、非製造業ともに全地域で改善しており、その改善幅は前回の回復局面を概ね上回るものとなっている(図2、3)。
  4. 今後の見通しをみると、全業種で改善の見通しとなっている。特に非製造業の改善幅が大きくなっており、未だ大きく悪化超となっている建設業、小売業、対個人サービス業でも回復が見込まれる(表1)。

図1 全地域で改善している地域別業況判断DI
(02年1-3月期→05年10-12月期)
図2 今回の改善幅
(02年1-3月期→05年10-12月期) 図3 前回の改善幅
(99年1-3月期→00年10-12月期)
表1 改善が見込まれる06年1-3月期の見通し

(備考)
1.中小企業基盤整備機構「中小企業景況調査」により作成。
2.表1 対個人サービス業とは、洗濯・理容・美容・浴場業、自動車整備業、物品賃貸業等の9業種。対事業所サービス業とは、道路貨物運送業、倉庫業、廃棄物処理業等の9業種。

担当:参事官(経済財政分析−地域担当)付 京極 学 直通:03-3581-0818

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、内閣府の見解を示すものではない。

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