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<ポイント>
- 鉱工業生産の動向をみるには、変動の大きいIT生産の動きを捉えることが重要である。特にIT製品の主要な構成部品である半導体の動
向は注目されている。これは、半導体業界では技術革新ペースが速く、また製品の大量生産が可能なため、製品の世代交代時期や設備の能力増強時に大幅な需給
の変動が生じ、結果として「シリコンサイクル」と呼ばれる循環要因が生産に与える影響が大きいためである。実際に主要国の半導体生産の動きをみると循環的
な動きがみられる。(図1)
- 半導体生産の先行指標としてはBBレシオがある。BBレシオは北米における半導体製造装置の受注/出荷比率を示しており、半導体そのものではなく、製造装置の受注動向を反映しているため、半年程度という先行性をもつ。
- このBBレシオの動きをみると、昨年央から上昇に転じている。従って今年上半期は半導体生産が拡大していくことが見込まれる。(図2)
その後は、BBレシオが足元で横ばいとなっていることや、同じく先行指標と言われるIT製品の主要な消費国であるアメリカの新規受注や出荷在庫バランス(出荷前年比−在庫前年比)などが低下傾向にあることから、減速する可能性もある。(図3)
- しかし、在庫の水準自体が低いことから(図4)、減速した場合でも影響は限定的とみられ、2006年を通じてみると、半導
体生産は引き続き拡大していくと考えられる。SIA(米半導体協会)は2006年の世界の半導体売上を前年比8.0%の伸びと見込んでいる。(図5)
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