今週の指標 No.689 目次   前へ 次へ 2005年12月26日

アメリカ:クリスマス商戦は好調

<ポイント>

  1. クリスマス商戦(感謝祭翌日からクリスマス・イヴまで)が行われる期間の小売売上高が年間売上高に占める割合(小売統計上では11、12月を指すのが一般的)は近年低下してきているものの、依然として年間売上高の4分の1弱程度を占めることからその動向は注目されている。今年は第2週目以降の売上が若干伸び悩んでいるものの(図1)、各種見通しや消費者アンケートの結果、並びにオンライン販売の動向等をみると前年を上回る伸びで増加するものと見込まれる。
  2. 全米小売業協会(NRF)の見通しによると商戦全体としては昨年を上回る伸びで増加することが見込まれている。また、13日に商務省より公表された小売統計(11月)によれば、クリスマス・セールの対象品目に絞ったベース(自動車、食料品等を除く)で見た売上高は、今年のクリスマス商戦が昨年と比較して1日早いスタートとなっていることや、昨年のように天候要因による客足の減少要因はないものの、事前予想を超えるペースで推移している(図2)。
  3. また、ここ数年の消費動向を見ると、終盤にかけての値引き幅の拡大、商戦後に実施されるクリアランス・セールの存在、ギフトカードを選択する消費者の割合の増加等により(注)、買い物のピークは商戦後半から年始へシフトしてきている(前掲:図1)。なお、今年はこれまでと異なり、クリスマス商戦開始当初から大幅な値引きが実施されたものの、第4週終了後に実施された国際ショッピングセンター(ICSC)のアンケート結果においては、買い物を十分に終えていない消費者が依然として多いことから(図4)、クリスマス商戦は終盤に向け加速する
  4. なお、好調な売上が伝えられているオンライン販売は、上記の見通しに含まれていないものの、多くのオンライン業者が今年のクリスマス商戦の先行きを非常に楽観的とするなど、増加が見込まれている(図5)。

クリスマス商戦の動向 クリスマス商戦の実績と見通し
品目別購入計画 今年は昨年に比べて出遅れ
オンライン販売の推移

(備考)
(注)ギフトカードの売上はギフトカードの購入時ではなく、使用時に計上されるため。
(備考)アメリカ商務省、全米小売業協会(NRF)、国際ショッピングセンター協会(ICSC)より作成。

担当:海外担当参事官付

   参事官補佐 野澤郁代  直通:03-3581-0974
   勝間田真由子  直通:03-3581-9536

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、内閣府の見解を示すものではない。

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