今週の指標 No.677 目次   前へ 次へ 2005年11月14日


万博閉幕後の東海地域:先行きDIは好調

<ポイント>
  1. 愛知万博閉幕後の東海地域の景気は減速感がみられるのか検証する。
  2. 東海地域の景況感は好調に推移している。景気ウォッチャー調査の現状判断DIは、05年10月は万博閉幕の反動などから低下したが、横ばいを示す50を7か月連続で上回っている(図1)。
  3. 個別にみると、個人消費は緩やかに回復している。名古屋市内主要5百貨店販売額は、05年10月も、昨年の地元プロ野球球団の優勝セールの反動があるなかで前年を上回っている(図2)。
    良好な雇用環境も継続している。職業分野別の有効求人倍率は、多くの分野で全国を大きく上回っている(図3)。景気ウォッチャー調査(10月)でも、「地元大手自動車メーカーなど自動車関連の求人は依然好調で、パート、アルバイトや建設請負などの落ち込みをカバーし、求人全体では前年度を上回っている(新聞社[求人広告])」とのコメントが寄せられている。
    設備投資も増加が続いている。05年上半期の工場立地件数、工場立地面積はともに前年を上回るとともに、05年の設備投資計画は製造業・非製造業ともに前年を上回る計画となっている(図4)。
  4. 今後の見通しについて、景気ウォッチャー調査の先行き判断DIをみると、2か月連続で上昇している(図5)。インテリア・家具の専門店や大手海外ブランドの出店も相次いで計画されているなど、東海地域の景気は底堅いと言える。

図1 景気ウォッチャー調査 現状判断・各分野計 図2 百貨店販売額
図3 職業別有効求人倍率(05年9月) 図4 工場立地と設備投資
図5 景気ウォッチャー調査 先行き判断・各分野計

(備考)
  1. 図1、図5 内閣府「景気ウォッチャー調査」により作成。
  2. 図2 経済産業省「商業販売統計」、新聞報道により作成。既存店ベース。東京特別区・政令指定都市の計の9月および名古屋市内主要5百貨店は速報値。
  3. 図3 厚生労働省提供「職業安定業務統計」により作成。原数値。 なお、東海は愛知、岐阜、三重の3県。
  4. 図4 中部経済産業局「中部経済産業局管内工場立地動向調査(速報)」、日本銀行名古屋支店「管内の企業短期経済観測調査結果」により作成。


担当:参事官(地域担当)付 友弘 英明 直通 03-3581-0818

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、内閣府の見解を示すものではない。




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