今週の指標 No.624 目次  前へ 次へ 2004年5月9日

家計消費状況調査から見たインターネット消 費の状況

<ポイント>

  1. 現在、ショッピングやオークションなどのインターネット取引が急速に発展し、インターネット消費が増えているといわれている。総 務省の家計消費状況調査によると、インターネットによる支出の総額は3年間で2倍以上に増加している。また、インターネットによる支出を行った世帯の総世 帯に占める割合もおおよそ2倍となり、10世帯に1世帯程度となっている(図1)。(インターネットによる支出とは、インターネットを通じて注文した商 品、サービスに対する支出を示す。)
  2. 一方、1世帯あたりのインターネットによる支出額はほぼ横ばいとなっており、また支出総額に占める割合も6%前後で推移している (図2)。このことから、インターネットによる消費市場の拡大は、現在のところ利用世帯の増加によるところが大きいと考えられる(図3)。
  3. また、インターネットを利用した支出を行う世帯の割合は比較的若い年齢層で高くなっており、結果としてインターネット支出が消費 に占めるウエイトは若年層のほうが高くなっている(図4)。インターネットによる支出は2003年、2004年ともに増加しており、消費を下支えする一つ の要因とも考えられる。以上のことから、インターネットによる消費市場は拡大が進んでおり、消費者の消費手段にも変化が生じていると考えられる。

図1 インターネットによる支出額計
図2 インターネットを通じた注文をした世帯の1世帯あたりの支出額と支出総額に対するインターネットを利用した支出額の割合
図3 インターネットによる支出の増加に対する前年比寄与度
図4 世帯主の年齢別によるインターネットを通じた注文をした世帯の状況
備考

担当:参事官(経済財政分析-総括担当)付 松下 謙祐 直通:03-3581-9516

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、内閣府の見解を示すものではない。

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