<ポイント>
- 2月17日に中部国際空港が開港し、3月25日には2005年日本国際博覧会(愛知万博)が開幕する。愛知県の調査によると、これら2大プロジェクトにより、約2兆2000億円を超える経済効果と22,000人を超える雇用効果が見込まれている。
- 雇用効果については、2大プロジェクトの効果もあって東海地域の雇用情勢は改善を続けており、職業別の有効求人倍率をみると、愛知県においては製造業向けである「生産工程労務職」の有効求人倍率の伸びを、「サービス職」や「輸送職」の有効求人倍率の伸びが上回っている(図1)。
- その他にも、東海地域においては、中部国際空港の開港に伴う旅行意欲の高まりにより、全国を下回って推移している旅行取扱額(図2)の改善が期待される。また、3月には、愛知万博の開幕に加えて多くの各種大規模小売店舗の新設が予定されており(図3)、相乗効果による消費の拡大が期待される。
- 東海地域における景気ウォッチャー調査の家計動向関連においても、先行き判断として2大プロジェクトについてコメントする景気ウォッチャーは増加を続けている。特に、2004年12月調査においては、コメント回答者の15%以上が2大プロジェクトについてコメントしており、2大プロジェクトへの期待が認められる(図4)。一方で、「愛知県では中部国際空港の開港や愛知万博の開催で活気があるが、隣県の岐阜県では盛り上がっていない(旅行代理店)」というコメントもみられており、2大プロジェクトの効果が広範囲にまで波及するかについては、注視する必要がある。
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