今週の指標 No.595 目次   前へ 次へ 2004年12月27日

中国地域の生産の動向について

<ポイント>

  1. 鉱工業生産指数をみると、中国地域は全国を上回って推移している。(図1)
  2. この要因について付加価値ウェイトの高い主要5業種でみると、電子部品・デバイス工業が15年第1四半期以降プラスに寄与している。また輸送機械工業は15年後半の生産の高い伸びに大きく貢献した。16年に入ってからも引き続き高操業の生産が続いていたが、第3四半期は台風による工場一時停止等の一時的要因もあって減少している。(図2)
  3. 中国地域の業況判断DIをみると、製造業の主要項目が軒並み悪化するなかで、自動車産業は大幅に改善している[31→50(16年9月→12月)]。中国地域の業況判断DIは自動車産業が下支えていると考えられる。(表1)
  4. そのなかで、今月半ばに主要自動車会社の工場の一つで起きた火災の影響が懸念される。全面復旧は17年2月以降になるという見通しである。一方で需要面が好調なことから他の工場で休日稼動をし、同工場で生産している車種を増産する動きもある。しかし、この火災の影響が長引けば、中国地域の生産を牽引していた自動車工業、ひいては中国地域全体の生産に影響が及ぶことが懸念される。今後の中国地域の生産の動向を一層注視する必要がある。(表2)

鉱工業生産指数、前期比寄与度の推移
中国地域の業況判断DI、主な完成車工場

担当:参事官(経済財政分析−総括担当)付 神郡 卓史 直通:03-3581-0767

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、内閣府の見解を示すものではない。

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