今週の指標 No.594 目次   前へ 次へ 2004年12月20日


アメリカ:クリスマス商戦の動向
<ポイント>
  1. クリスマス商戦(感謝祭翌日からクリスマス・イブまでの期間)が行われる11、12月の小売売上は、年間売上額の約4分の1を占めることからその動向が注目されている。商戦全体としては昨年ほどの伸びは見込まれず(2.5〜4.5%)、また出足の低調が伝えられるなか見通しを下方修正する向きもあるが、13日に公表された小売統計(11月)によれば、クリスマス・セールの対象品目に絞ったベース(GAFSベース)で見た売上高が前年同月比4.7%増となるなど、事前予想並みのペースで推移している(図1)。
  2. ここ数年の消費動向を見ると、12月中旬以降に買い物のピークを迎える傾向が続いている(図2)。これは、終盤にかけての値引き幅の拡大、贈り物にギフトカードを選択する消費者の増加(図3)、商戦後に実施されるクリアランス・セールの存在などにより、買い物時期が後ろにシフトしていることによるものと考えられる。14日に公表された全米小売業協会(NRF)のアンケート結果においても、買い物を十分に終えていない消費者が依然多いことから(図4)、クリスマス商戦は終盤に向け加速するものと見られる。
  3. なお、好調な売上が伝えられているオンライン販売は上記の見通しに含まれていないが、今回の商戦においても前年同期比で2ケタ台の伸びが予想されており、大幅な売上増が期待されている(図5)。冬期の消費全体の動向を把握するには、こうした要因も加味して検討する必要がある。

図1 売上実績と見通し  図2 クリスマス商戦の動向 図3 プレゼント購入計画と購入品目 図4 本格的な買い物は後半に 図5 オンライン販売の推移

             
(備考)アメリカ商務省、全米小売業協会(NRF)、国際ショッピングセンター協会(ICSC)より作成。

担当:参事官(海外担当)付 小池訓文  直通 03-3581-9536  

* 本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、内閣府の見解を示すものではない。

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