今週の指標 No.557 目次   前へ 次へ 2004年8月23日

デジタル家電が我が国の生産・設備投資に占める比率は増加

<ポイント>

  1. デジタル家電(液晶テレビ、DVDビデオ、デジタルカメラ、携帯電話)の生産が増加しており、2003年の生産額は4品目合計で約3.3兆円に達した。さらに今上期の生産額は、昨年同期に比べ約2割増加している(図表1)。
  2. 「ものづくり白書」(経済産業省・厚生労働省・文部科学省)によると、デジタル家電関連(半導体素子・集積回路、一般機械、サービス等の他産業への誘発効果を含む)の付加価値生産額は、2003年に約2.7兆円(GDP比0.55%)と試算されている。上期の生産額増加率を年間の増加率に当てはめて2004年の付加価値生産額を試算すると、さらに約3.3兆円(同0.64%)に増加すると推計される。この結果、今年のGDPに対する比率は、2000年の約2倍になる(図表2)。
  3. また、同白書によると2003年度のデジタル家電関連設備投資は、約9千億円である。同数値は各社公表資料をまとめたものであるため厳密な比較はできないものの、法人企業統計の製造業設備投資(除くソフトウェア投資)に対し約7.1%に相当し、一般機械や鉄鋼を上回る規模となっている(図表3)。
  4. 以上のように、デジタル家電がわが国の生産・設備投資に占める比率は増加しており、本年下期も同様の基調が続くことが期待される。
     

(図表1)デジタル家電の生産額の推移 (図表2)デジタル家電関連付加価値額と対GDP比の推移 (図表3)2003年度デジタル家電関連設備投資(公表ベース)


担当:参事官(経済財政分析担当)付 藤田和久 直通:03-3581-0806

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、内閣府の見解を示すものではない。


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