今週の指標 No.556 目次   前へ 次へ 2004年8月16日


アメリカ:個人消費は一時弱い動きがみられたが、基調として緩やかに増加

<ポイント>
  1. 4−6月期のアメリカのGDPは、全体の7割を占める個人消費が前期比年率1.0%の上昇にとどまったことなどにより、同3.0%の上昇と、やや緩やかな成長となった(図1)。
  2. 個人消費はこのところ増加が緩やかなものとなっており、6月の個人消費は実質で前月比0.9%減と9ヶ月振りのマイナスとなった。これは、サービス消費が横ばいにとどまるなか、5月に大幅に増加した耐久財消費が大きく落ち込んだことによる(図2)。
  3. しかし、耐久財消費の約4割を占める自動車については、7月の販売は再び増加しており(図3)、また、7月の小売は6月に比べ改善するなど、個人消費の減少は一時的なものにとどまるとみられる。
  4. 先行きについては、雇用の増加幅がこのところ縮小しており、この傾向が続けば所得増を通じた消費の増加にマイナスの影響を与える可能性があることや、ガソリン価格が高水準になることなどに留意が必要である。しかし消費者マインドは依然として高く、賃金も増加を続けていることから(図4)、今後も消費の緩やかな増加が続くことが期待される。


図1 GDP 4−6月期は前期比年率3.0%成長  図2 実質個人消費、前月比(寄与度)

図3 耐久財消費、自動車販売台数の推移  図4 消費者信頼感指数、時間当たり賃金

             (備考)アメリカ商務省、アメリカ労働省、カンファレンス・ボードより作成。

  
担当:参事官(海外担当)付  小池訓文   直通 03-3581-9536
 渡邊美耶子

* 本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、内閣府の見解を示すものではない。


目次   前へ 次へ