今週の指標 No.531 目次   前へ 次へ 2004年5月24日


最近の北海道の観光について

<ポイント>
  1. 平成16年4月の北海道への来道者数は、9か月ぶりに前年比プラス4.6%の84万1千人となった。これは、昨年の4月がSARSの影響により不調だった反動もあるが、その影響のない2年前の4月(88万5千人)と比べてみても、回復がうかがえる(図1)。
  2. 来道者のうち、鉄道を利用した者の動向をみると、全体が減少していた昨秋以降の時期も増加していた(図2)。この要因としては、平成14年12月に東北新幹線が八戸まで延伸して、「はやて」が開業し、東北方面からの鉄道利用の時間短縮効果が浸透してきたことが考えられる。
  3. 直近の状況をみると、連休中(4月28日から5月5日までの8日間)のJR北海道の輸送実績は、主要都市間輸送、及び、観光と結びつきが強い新千歳空港駅の利用状況が前年を2割上回り、曜日配列が良かったこともあるが、好調であった(図3)。
  4. 景気ウォッチャー調査(4月調査)によると、「全国的な新撰組ブームにあやかり、4〜7月と函館でも、新撰組関連のイベント等が組まれている。関連施設への観光客の来館も増えている(広告代理店)」とのコメントもあった。また、外国からの集客についても、新千歳−ケアンズ定期便の再開が決まるなど、動きがみられるところであり、北海道観光の先行きが期待される。
図1 来道者数の推移
図2 鉄道を利用した来道者数 図3 ゴールデンウィークの旅客輸送実績

(備考)
 図1、図2:北海道観光連盟調べ。
 図3:北海道旅客鉄道株式会社調べ。


担当:参事官(地域担当)付 高橋 敏明 直通 03-3581-1392

本レポートの内容や意見は執筆者個人のものであり、内閣府の見解を示すものではない。




目次   前へ 次へ