今週の指標 No.512 目次   前へ 次へ 2004年3月29日


在庫調整の進んだ首都圏マンション

<ポイント>
  1. 2002年後半以降、おおむね横ばいで推移していた分譲住宅の着工が、2003年第4四半期から2004年にかけて増加傾向にある。これは、首都圏における分譲住宅が増加したことによる(図1)。
  2. 首都圏の分譲住宅のおよそ7割を占めるマンションの着工状況を都県別に見ると、2003年11月以降は、東京都の着工戸数の増加が、首都圏マンション着工戸数の増加に大きく寄与(2003年11月〜2004年1月合計で9割)している(図2)。
  3. 首都圏マンションの在庫循環を見ると、2001年から2003年第1四半期までは在庫調整局面にあったが、2003年第2四半期以降は、在庫が減少したこともあり、在庫回復局面にあることが見られる(図3)。
  4. 首都圏マンションが好調である要因の一つとして、都心回帰が続いていることが挙げられる。住民基本台帳上の人口の移動状況を見ると、2003年の転入超過数は前年を下回ったものの、8年連続して転入超過が続いている。首都圏の中では特に東京都の転入超過数が多くなっている(図4)。こうしたことから、今後も首都圏マンションの着工は底堅く推移するものと考えられる。



図1  分譲住宅の着工戸数の推移

図2 首都圏マンション着工戸数の前年同月比の都県別内訳

図3 首都圏マンションの在庫循環図
図4 首都圏の人口の転入超過数の推移


担当:参事官(経済財政分析-総括担当)付 植田 博信 直通 03-3581-9527 


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