今週の指標 No.509 目次   前へ 次へ 2004年3月15日


電子部品・デバイス工業が増加に寄与している東海の鉱工業生産
<ポイント>
  1. 東海及び全国の鉱工業生産指数の動きを見ると、東海では全国を大きく上回って高水準で推移している。さらに、このところ5か月連続で過去最高を更新している(図1)。
  2. これは、2002年後半まで大きく増加に寄与していた輸送機械工業が2003年以降は堅調に推移する一方で、電子部品・デバイス工業の増加が続いており、全体の増加にも大きく寄与しているためである(図2)。
  3. 東海の鉱工業生産指数の主な業種別ウェイトを見ると、輸送機械工業が全体の約34%と大きなウェイトを占めている一方で、電子部品・デバイス工業は全国と比べても小さい(図3)。
  4. ウェイトが小さいにもかかわらず大きな寄与を続けている背景としては、三重県や愛知県において生産が好調であることが挙げられる(図4)。特に三重県では複数の大手家電メーカーの半導体工場が立地していることに加えて、2004年1月にも大規模な液晶関連工場が新たに稼働するなどの動きが見られる。


図1 増加している東海の鉱工業生産 図2 東海では電子部品・デバイス工業の増加が大きく寄与
図3 東海では電子部品・デバイス工業のウェイトは小さい 図4 東海3県の中では三重県の寄与が大きい <電子部品・デバイス製造業の付加価値額全国増加率(2001→2002年)に対する都道府県別の寄与度 上位10都道府県>

(備考)
  1. 図1は経済産業省及び中部経済産業局「鉱工業生産動向」により作成。月次の季節調整済指数。付加価値額ウェイトの2000年基準。2004年1月の東海は速報値、全国は確報値。なお東海は岐阜、愛知、三重の3県(以下同様)。
  2. 図2は東海の原指数の前年同月比に対する主な業種別の寄与度。なお、電子部品・デバイス工業の2004年1月は原指数で299.8。
  3. 図3は東海及び全国の鉱工業生産指数における主な業種別ウェイトを%表示したもの。
  4. 図4は経済産業省「2002年工業統計調査(速報)」により作成。電子部品・デバイス製造業の付加価値額(従業者10人以上の事業所)の全国増加率(2001→2002年)に対する都道府県別の寄与度をみたもの。上位10都道府県を寄与度の高い順にグラフ化。なお、2002年調査より産業分類が改訂されたため、2001年データは2002年データから再計算のうえ算出した。


担当:参事官(地域・産業担当)付 小川 修史 直通 03-3581-0818


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