今週の指標 No.483 目次   前へ 次へ 2003年12月8日


アメリカ:雇用は持ち直し



<ポイント>
  1. これまで回復が遅れていた雇用が、このところ持ち直しの動きをみせている。非農業雇用者数は、4ヶ月連続で前月に比べて増加した(図1)。部門別にみると、製造部門では減少が続いているものの、サービス部門では人材派遣業などを中心として増加が続いている(図2)。製造部門のうち、製造業の労働時間は、残業時間も増加してきており、今後、製造部門でも雇用情勢が改善していくことが期待される。
  2. 雇用者数増減の先行指数である新規失業保険申請者数も、雇用増減の境目とされる40万人を下回る週が続いている。こうしたことから、失業率は低下傾向にある。企業の雇用意欲も改善を続けていることから、先行きも明るさが増している(図3)。
  3. 雇用者数の減少が続いている製造部門の週平均労働時間をみると、緩やかに増加してきている(図4)。製造部門のうち、製造業の労働時間は、残業時間も増加してきており、今後、製造部門でも雇用情勢が改善していくことが期待される。


図1:増加している非農業雇用者数 図2:非農業雇用者内訳

図3:低下傾向にある失業率 図4:週平均労働時間

(出所)アメリカ労働省資料、全米供給管理協会(ISM)資料


担当:参事官(海外経済担当)付 松田 千枝 直通 03-3581-9536


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