今週の指標 No.482 目次   前へ 次へ 2003年12月1日


2003年中間決算の状況

<ポイント>
  1. 2003年9月期決算の上場企業(店頭市場・金融業を除く)の決算状況をみると、売上高の伸びは業種により様々だが、各企業のリストラ努力などにより経常利益は多くの業種で増益となった(図1)。
  2. 製造業ではデジタルカメラが好調な精密機器が売上を伸ばしている他、中国市場の好調と価格引上げの成功を受けた鉄鋼業などが好業績となった。非製造業では、卸売業・建設業といったバブル崩壊の影響を大きく受けた業種が増益に転じた(表1)。
  3. 経常利益は、中間決算では、製造業の高い伸び率に対して非製造業では依然として低い水準にとどまっている。しかし、日銀短観(9月調査)で非製造業(大企業)は上期は減益となるのに対し下期には増益となることが見込まれており、上場企業の2004年3月期決算予想をみても非製造業も通期で7%増と比較的高い水準の伸びを見込んでいる(表1、2)。
  4. また、2004年3月期の業績見通しを2003年3月期決算発表時点からの修正率(六か月前比)でみると、製造業・非製造業ともに売上高・経常利益について概ねプラスとなっており、下期に向けて企業環境の改善が進んでいることがうかがわれる(表3)。



図1:2003年9月期決算の業種別動向(除く金融業)
表1:売上高・経常利益の伸び率推移
表2:日銀短観における大企業の企業収益見込 表3:2004年3月期業績見通しの修正率


担当:参事官(経済財政分析総括担当)付 五十棲 浩二 直通 03-3581-0806 


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