今週の指標 No.461 目次   前へ 次へ 2003年9月1日


年齢別・性別にみる九州の雇用情勢



<ポイント>
  1.  九州の雇用情勢は、厳しい状況が続いている。平成15年4〜6月期の九州(沖縄を含む「以下同じ」)の完全失業率は、全国を1.1ポイント上回る6.6%となり、記録の取れる昭和58年以降、過去最悪となった。 特に、男性の失業率は7.1%に達している(図1)。
  2.  九州における平成13年以降の男女別の雇用者数の推移をみると、女性は対前年比で増加を維持しているのに対し、男性は平成14年1〜3月期以降、対前年比で減少を続けている。また、平成15年4〜6月期の男性雇用者数は、全国に比べて減少率が大きい(図2)。
  3. 平成15年4〜6月期の雇用者数の対前年同期差を年齢別にみてみると、女性は45歳以上の区分で増加しているのに対し、男性は、15〜24歳と45〜54歳の区分で特に減少している(図3)。
  4.  労働力人口の動きをみると、男性は平成15年に入ってから増加に転じており、平成15年4〜6月期においては、女性とほぼ同じ増加率となっている(図4)。このように、労働力人口の増加に対し、男性雇用者の減少していること(特に15〜24歳と45〜54歳の区分)が、九州の失業率悪化の背景にある特徴の一つと考えられる。
  5.  最近の九州経済の状況をみると、鉱工業生産は緩やかに増加し、有効求人数が伸びているなど持ち直しの動きが続いているが、それが今のところ雇用にはつながっていない。


図1 完全失業率の推移(原数値)図2 雇用者数の推移(対前年同期比)

図3 雇用者数の対前年同期差(平成15年4-6月期)図4 労働力人口の推移(対前年同期比)


 (備考)1.図1〜4 総務省「労働力調査」により作成。
     2.労働力調査は標本調査であり、九州のみの結果については標本規模も小さいことから、全国に比べて誤差が大きくなっている。


担当:参事官(地域・産業担当)付 久冨 良章  直通 03-3581-0818


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