今週の指標 No.442 目次   前へ 次へ 2003年6月23日


アメリカを中心に回復傾向が続くIT生産とIT関連投資


<ポイント>
  1. 世界におけるIT関連部門の生産は、ITバブルの崩壊をうけて2000年秋以降減少していたが、2002年以降持ち直しの動きが続いている。アジアでは2002年にIT関連輸出が増加に転じ、ITの生産も高い伸びをみせた。アメリカを中心とする需要の鈍化を背景に、生産は2002年秋以降やや伸びが鈍化し、外需面から一部アジアの景気減速の要因となっている(図1)。
  2. アメリカでは、2000年から2001年にかけて減少していたIT生産は、2002年に入り増加に転じた。年末にかけ一時伸びが鈍化したが、2003年に入って再び増加基調に転じている(図2)。IT関連投資については2002年以降プラスの伸びが続いている(図3)。
  3. このように世界のIT関連生産はアメリカを中心に2002年以降回復傾向にあると考えられる。主要な製品の先行きについては、半導体需要は今後さらに増加し2005年にはほぼ2000年並の水準に達することが見込まれており(図4)、またコンピュータの生産も堅調な伸びが見込まれている。

 


図1 アジア IT関連生産指数, 図2 アメリカ IT関連鉱工業生産指数, 図3 アメリカ IT関連機器の設備投資, 図4 半導体需要予測(2003年6月)
 

担当:参事官(海外経済担当)付 潮田哲男  直通 03-3581-9537

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