今週の指標 No.438  目次   前へ 次へ 2003年6月9日


マレーシア:第1四半期の成長率は4.0%にやや減速

 
<ポイント>
  1. マレーシアの2003年1〜3月の実質GDP成長率は前年同期比4.0%となり、昨年10〜12月期の同5.4%からやや減速した(図1)。
  2. これは、民間消費(前年同期比4.2%増)はやや高い伸びを示した一方で、輸出の伸び鈍化等、外需の不振を反映して設備投資の伸びが鈍化したことなどによる。
  3. 特に資本財輸入は2003年に入って落ち込んでおり(図2)、さらにSARSの経済的影響の顕在化がこれから予想されるなど景気の先行きに懸念が持たれている。こうした中、政府は今後の競争力強化とSARSによる悪影響を和らげるための景気刺激策を5月下旬に発表した(表)。
  4. こうした景気刺激策の発動により、今後アメリカ経済の回復が期待されることから、現行の見通し(2003年)である4.5%の成長は達成可能と政府は判断している。


図1 GDP成長率はやや減速  図2 鈍化傾向にある設備投資  表 景気刺激策の主な内容

担当:海外経済担当参事官付 中山 勝則 直通 03-3581-9537

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