今週の指標 No.432 目次   前へ 次へ 2003年5月12日

2002年度の公共投資の予算と実績の比較

<ポイント>
  1. 2002年度の公共投資を公共工事請負金額でみると、当該年度に繰り越された2001年度の第2次補正予算(2002年2月成立)の下支え効果がみられた時期もあったが、総じて低調に推移した(図1)。
  2. この公共工事請負金額を年度でみたもの(図2)と、予算状況(図3)を比較すると、2002年度の公共工事請負金額は、予算状況でみるほどには減少幅が大きくなっていないことが分かる。これは、2001年度第2次補正予算を含む繰越し分による下支え効果だったと考えられる。
    特に国については、公共工事請負金額は、前年度比2%程度の増となっている。これが繰越し分による下支え効果になっていることは、2002年度補正後予算が前年度比15%を超える減となっているのに対し、2001年度からの繰越しを考慮した2002年度の予算現額では、減少幅が縮小していることによっても確認できる。
  3. 2003年度の公共投資は、2002年度を大幅に上回る減少にはならない可能性がある。その背景としては、2002年度補正予算(2003年1月成立)が2001年度第2次補正予算より規模が小さかったため、繰越し額も減少していると考えられるが、国、地方とも当初予算の減少幅が縮小している(図3)ことがあげられる。


図1  公共工事請負金額の推移(後方3ヶ月移動平均、前年比)

図2 公共工事請負金額(前年度比)

図3 公共事業関連予算の状況(前年度比)


担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 鈴木 木綿子 03-3581-9527(直)


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