今週の指標 No.426 目次   前へ 次へ 2003年4月28日

景気ウォッチャー調査にみるイラク情勢の影響

<ポイント>
  1. 景気ウォッチャー調査3月調査(注)において、景気の現状判断に関しては113人(回答者の6.2%)、景気の先行き判断に関しては385人(同21.2%)の回答者がイラク情勢に関連するコメントを行った。
  2. 景気の現状判断に関しては、旅行関係を中心にサービス関連においてマイナスの影響が指摘されたが、企業動向関連等、他の分野への影響は限定的であった(図1)。 また景気の先行き判断に関しては、不確実性が増していることについてのコメントが多く、具体的な影響について言及したものは少数であった。
  3. 3月の現状判断DIは2か月連続の上昇となった。また、先行き判断DIは3か月ぶりに低下したものの、イラク情勢に対する懸念が判断を下押しした可能性が高い(図2)。  3月調査時点における景気ウォッチャーによる判断を総合すると、昨年来の景気マインドの低下傾向にこのところ歯止めがかかっているとみることができる。


図1 分野によって異なるイラク情勢の景気の現状判断への影響

図2 イラク情勢が景気の先行き判断を下押し
注 景気ウォッチャー調査(内閣府)は、タクシー運転手、コンビニやスーパーの店長、商店経営者、人材派遣会社社員等、景気動向を敏感に観察できる立場にいる人々の景気判断を毎月調査。3月調査の期間は3月25日〜31日、回答者数は1,820人。


担当:参事官(地域・産業担当)付 小川 修史 直通 03-3581-0818



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