今週の指標 No.423 目次   前へ 次へ 2003年4月14日

イラク開戦後、原油、為替は落ち着いた動き

<ポイント>

  1.  3月20日(日本時間午前11時半頃)に、アメリカ等によるイラクに対する武力行使が開始された。事前予測では、開戦とともに原油、株、為替等の市場が混乱するのではないかと懸念された。実際の開戦後の市場の動向は、総じてみれば比較的落ち着いた動きとなっている。
  2.  原油価格は、3月上旬に湾岸危機時以来の水準となった後、武力行使が確実との認識が広まった中旬以降は、短期終結への期待から10ドル/バーレル程度の大幅な下落となった。その後は、一時上昇する局面もあったが、概ね横ばいで推移している。
  3.  同様に3月中旬に主要各国の株価は上昇し、ドルは増価した。下旬以降は短期終結気運が高まれば株価は上昇、長期化懸念が広がれば株価は下落という動きがみられた。このところは、地政学的リスクが減少する中で株価には弱い動きもみられる。
  4.  戦争の動向に不確実性はまだ残るものの、今後市場の動向は原油需給や各国の景気などを反映するものになっていくと考えられる。

図1 原油価格:3月中旬に下落の後、横ばい 図2 株価3月中旬に上昇の後、このところ弱い動きも 図3 為替:3月中旬にドル増価の後、横ばい

担当:海外経済担当参事官付 吉田 充志 直通 03-3581-9536

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