今週の指標 No.415 目次   前へ 次へ 2003年3月17日

2003年に7%成長を目指す中国経済

<ポイント>

  1. 2003年3月に開催された全国人民代表大会では、2002年の経済の回顧と2003年の見通しが発表された(表1、図1)。これまでGDPの内訳についての発表はなかったが、2002年(実績)は、投資5割、消費4割、輸出1割という値が発表された。政府支出の拡大から、投資の割合が大きくなっているという特徴がある。これを反映し、財政赤字は2002年に3%と高まっている(図2)。2003年度は赤字削減のため、建設国債発行額を前年よりも100億元削減し1400億元としている。
  2. 今後は消費の牽引による景気拡大が重要視されており、公務員給与の引き上げも検討されている。さらに消費拡大のため都市部雇用機会を800万人分増やすことを目標に掲げている。これは、国有企業改革に起因する就業者数の減少(図3)による都市部登録失業率(2002年末4.0%)の上昇にも配慮したものである。

表1 2003年の政府目標

図1 2002年は8%成長

図2 財政赤字はGDP比3%に上昇 図3 国有企業就業者数は減少

(出所)中国統計年鑑、中国経済景気月報、中国統計公報

担当:参事官(海外経済担当)付  舘 貞栄 直通03-3581-9537

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