今週の指標 No.414 目次   前へ 次へ 2003年3月17日

他指標に対して先行性がみられる「景気ウォッチャー調査」のDI

<ポイント>

  1.  内閣府「景気ウォッチャー調査」は、地域の景気を観察できる立場にある全国2,050人の景気ウォッチャーに対し、(1)3ヶ月前と比較した景気の現状及び(2)2〜3ヶ月先の景気の先行きの良し悪しを尋ね、DIを算出している(DI=50が景気は横ばいであることを示す)。
  2.  同調査のDIの推移を他の景気指標と比較すると、その動向が類似しているだけでなく、一部の指標に対して先行した動きを示していることがわかる(図1,2)
  3.  この要因としては、実際の売り上げや生産に変化が現れる以前の段階における顧客の態度の変化や取引先からの問い合わせの数の変化といった要因も、景気ウォッチャーによる判断材料となっていることが挙げられる。
  4.  また、景気ウォッチャー調査は毎月末の調査期間終了後第6営業日に公表される政府として最速の景気指標であり、他の指標に対して半月から2ヶ月ほど早くその動向を把握することが可能である(図2,3)。

図1 日本銀行・企業短期経済観測調査との比較

図2 経済産業省・鉱工業生産指数との比較 図3 内閣府・消費総合指数との比較

担当:景気判断・政策分析総括担当参事官付 下橋佑治 DIR. 03-3581-1392

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