今週の指標 No.395 目次   前へ 次へ 2003年1月14日

自動車購入にみる家計消費

<ポイント>
  1. 乗用車販売台数は2002年初頭からほぼ前年を上回って推移しているが、車種別の寄与度をみると、比較的単価の安い小型、軽乗用車が全体を牽引していた(図1)。
  2. この理由として、家計は収入面において厳しい状況にある中、単価の安い、また値下げ傾向にある小型、軽乗用車を購入していると考えられる。毎月勤労統計をみると、2001年央頃からきまって支払われる給与は前年を下回って推移しており、また、ボーナスの支給減などから、現金給与総額も前年を下回って推移している(図2)。消費者物価指数をみると、2001年央頃から普通乗用車に比べ、小型、軽乗用車が値下げ傾向にある(図3)。
  3. このように、自動車市場には家計の堅実消費の実態がうかがえる。ただし、足元では軽乗用車に一服感がみられ、今後の動向に注視する必要がある。

図1 乗用車販売台数の推移と車種別寄与度
図2 現金給与総額の推移
図3 乗用車消費者物価指数の推移

担当:景気判断・政策分析総括担当参事官付 市村豊和 直通 03-3581-9516


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