今週の指標 No.394 目次   前へ 次へ 2002年12月24日

アメリカ:注目されるクリスマス商戦の動向

<ポイント>
  1. アメリカ経済の今回の景気回復局面は個人消費が支えるところが大きい(図1)。クリスマス商戦が行われる11、12月の売上は年間の売上の約4分の1を占めており(食料、自動車を除く商務省小売統計(GAFS)ベース)、その動向が注目される。今年夏以降、株価下落や消費者マインドの冷え込みがみられたことから、事前予想では消費者の出費計画は去年よりも厳しく(表2)、売上の伸びも前年の伸びを下回るとみられていた(図3)。
  2. しかし、クリスマス商戦の直前に株価及び消費者信頼感が持ち直したことなどから、実際の売上は堅調に推移している。特に、クリスマス商戦開始直後は玩具や家具類を中心に好調な出足となり(表4)、その後悪天候の影響などあったものの、ほぼ例年なみに推移している(図5)。また、年々シェアを伸ばしているオンライン小売は、極めて好調な売上を示している(表6)。
  3. 例年、クリスマス直前の土曜日には売上が集中するといわれている。感謝祭後の2週間で消費者はまだ予定の約半分しか購買していないとの調査もあり、クリスマス商戦最後の週末にさらに盛り上がることが期待される。他方、このところ株価が再び弱含みとなっているなどのマイナス要因もあり、その影響を注視していく必要がある。

図1 GDP成長率と個人消費、表2 クリスマス商戦の出費計画、図3 クリスマス商戦期売上の事前予測、表4 最初3日間における香料品目、図5 クリスマス商戦の動向、表6 オンライン小売の売上状況

担当:参事官(海外経済担当)付 吉田 充志 03-3581-9536 
               白川 淳  03-3581-9536 

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