今週の指標 No.389 目次   前へ 次へ 2002年12月9日

弱まるパートの伸びと雇用のミスマッチ拡大の懸念

<ポイント>

  1. 2002年後半に入り、求人と雇用者数がともに増加してきたが、足下では求人が引き続き増加基調にある一方、雇用者数は弱含みつつある(図1)。
  2. なかでも、2002年に入り明確に増加し、雇用者数が持ち直す要因のひとつとなっていた臨時日雇などパートの伸びが弱まっている(図2)。
  3. 就職率と充足率の関係をみると、2002年に入り、パートでは雇用のミスマッチが縮小する方向に向かっていたが、足下ではミスマッチがやや拡大する方向に変化しつつある(図3)。長期的に常雇からパートへのシフトが進むなかで、パートにおけるミスマッチの拡大により、雇用者数が伸び悩むことが懸念される。

図1 雇用者数と新規求人数の推移、図2 常雇、臨時日雇(非農林)の推移

図3 就職率と充足率(雇用形態別)

担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 須藤貴英 直通03-3581-9516

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