今週の指標 No.371 目次   前へ 次へ 2002年9月2日

増加する法的申立による倒産

<ポイント>
  1.  倒産件数は今年度に入り、一時の増加の勢いから落ち着きを見せていたが、7月に前年同期比大幅増になるなど、依然として高い水準にある。倒産形態をみてみると、法的申立による倒産の割合は一貫して増加傾向にある。(図1)。
  2.  法的申立による倒産のうち民事再生法に代表される再生型の倒産件数をみると、和議法に替わり、認可要件が緩和された民事再生法が施行された2000年4月以降、急増していることが分かる(図2)。また、清算型についても、破産手続きを大幅に緩和した東京都では、2000年12月の緩和以降、破産による倒産の割合が大幅に増加している(図3)。
  3.  これらのことから、再生型の倒産だけでなく、法的申立全体に対して、手続きの迅速化や費用の低減等、法的申立を容易にする施策へのニーズがあることが示唆される。

図1.倒産における法的申請の推移

図2.再生型の倒産件数の推移図3.倒産に占める破産の割合

担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 菅田 宏樹 直通 03-3581-0806

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