今週の指標 No.363 目次   前へ 次へ 2002年8月5日

弱い動きが続く消費者物価
<ポイント>
  1. 消費者物価は、生鮮食品を除く総合指数でみると、1999年10月以降2年9か月連続で前年同月の水準を下回っており、弱い動きが続いている(図1)。
  2. これを、一般商品、一般サービス及び公共料金別にみると、一般商品は弱い動きが続いておりマイナスに大きく寄与している。また、前年比プラスに寄与してきた一般サービス及び公共料金についても足元で横ばいないしマイナスへの寄与に転じている(図2)。
  3. 公共料金については、4月に東京電力が実施した電力料金引き下げによる影響が大きく(図3)、今後、7月以降にも電力会社数社が引き下げを予定していることから、弱い動きが続く可能性が考えられる。
  4. また、一般サービスのうち外食についてみてみると、ハンバーガーの価格変動の影響を大きく受けることがわかる(図4)。8月に大手ファーストフードが値下げを表明していることから、今後外食についても弱い動きとなる可能性が考えられる。
  5. 消費者物価の今後の動向を考えるにあたっては、こうした引き下げ要因が作用していくことに注意する必要がある。

図1 消費者物価の推移(生鮮食品を除く総合)図2 消費者物価の寄与度分解 図3 公共料金の寄与度分解 図4 外食の寄与度分解

担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 新藤 千絵 直通03-3581-9516

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