今週の指標 No.357 目次   前へ 次へ 2002年7月15日

製造業で改善、非製造業で悪化する雇用過剰感

<ポイント>

  1. 製造業における企業の雇用過剰感は改善してきており、中でも昨年来急速な雇用調整が行われた電気機械では、大幅に改善している(図1)。また、求人についても、電気機械では新規求人数が前年同月比で増加に転じている(図1)。このように、電気機械を中心として、製造業では企業の雇用調整に一服感がみられる。
  2. 一方、非製造業では、雇用過剰感が悪化しており、特にサービス業では8四半期ぶりに「過剰」に転じ(図2)、正社員などの常用労働者を中心に過剰感の高まりが目立つ(図3)。サービス業の雇用者数をみると、これまでの増加ペースが弱まる兆しもみられ(図2)、雇用吸収産業であるサービス業における雇用吸収力の低下が懸念される。

図1 雇用人員判断D.I.と新規求人数前年同期比の推移

図2 雇用人員判断D.I.(非製造業、サービス業)とサービス業雇用者数  図3 サービス業労働者の雇用形態別過不足状況判断D.I.

担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 須藤貴英 直通03-3581-9516

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